#02 午後には、紅茶とビスケット

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Series03 紅茶と小さな楽しみ

#02 午後には、紅茶とビスケット

GWが明けて、街並みはすっかり平日の静けさを取り戻した。

リビングには、さわやかな風が吹き抜けている。

この季節ならではの、まぶしい光。

窓際では、ブラインドから木洩れ日みたいに陽光がテーブルに反射している。


午前の仕事もひと段落して、軽めのランチのあとは、

大急ぎでスーパーで買ったものを冷蔵庫にしまう。

午後の仕事も、そろそろはじめよう。
その前に、少しだけ一息。

さて、なにを飲もうか。

午後のタスクをはじめる前に、手元になにか置いておきたい。

朝のコーヒーとは違う、何かを。

やかんにお湯をわかしながら、取り出したのは、紅茶の茶葉。

ダージリンのストレートにしよう。

十分にお湯を沸騰させてから、カップに勢い良く注ぐ。

分厚いマグカップに、熱めに淹れておく。

このあとはしっかりと、午後の作業に向き合いたい。

紅茶の湯気みたいに、波立っていた気持ちも静かにやんで落ち着いてくる。


お供に選んだのは、無印良品のてんさい糖ビスケット。

どうぶつのかたちの見た目で、気持ちもほっこりする。

コンビニでも買えるようなお手軽さが嬉しいし、
食べきれなかったら家族とシェアできる量もちょうどいい。

サクッと軽い食感と、ほんのりやさしい甘さ。

この素朴な甘さが、紅茶にしっくり合うと思う。

特別っていうわけじゃないけど、これくらいがちょうどいい。

なによりデスクワークには鉄則の、
手がべたつかず、汚れないところがとてもお気に入り。

ちょっとつまんだら、またすぐにキーボードに触れる。



お昼すぎの少しぼんやりした頭に、
紅茶の熱さとすっきりした香りが、ちょうどいい。

ビスケットの甘すぎない軽やかさも、
「頑張りすぎない午後」にちょうど合っていると思う。

午後の仕事にとりかかる前の、ちょっとした一息。
こんな小さな余白があるから、在宅ワークも自分のペースで続けられているなと思う。

ちょっと飲み物でスイッチをいれたり、一息いれたりしながら。


モニターの片隅で、マグカップの中の紅茶が少しずつ冷めていく。

それと同じように、自分の中でも少しずつ、気持ちがいい感じに整ってくる。


こういう時間がちょっとあるだけで、
午後も少しやさしい気持ちになれる。

さて、午後もいつもどおりやっていこう。

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